2020-08-22 雨乞い カーテンなんてなくても風が流れていることはわかる 涙なんて見えなくても誰かが泣いていることだってある 静かな静かな夜に心が逸って眠れない温く柔らかい日差しが地獄の炎のように身を焦がす みんなと同じはずなのにそうじゃないのかもしれないと不安が空に立ち込める朝をもう何度繰り返しただろう それは恵みか災いか私の世界の外をふらっと通りすぎたすべてを必然に変える力祈りなんてあっても変わらない