カーテンなんてなくても風が流れていることはわかる 涙なんて見えなくても誰かが泣いていることだってある 静かな静かな夜に心が逸って眠れない温く柔らかい日差しが地獄の炎のように身を焦がす みんなと同じはずなのにそうじゃないのかもしれないと不安が空…
ことばでなくても鋭利でなくても心は簡単に傷つけられる 腐った果実をかぎ分ける嗅覚ばかり発達した合理的なこの世界にきみの求める優しさはきっとない 深く微かな調べに身を置くと何もかもが生まれたてに無垢で意味のないものに感じられる きみが何者でもど…
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