時間も肉体も心も

すべて気まぐれで与えられた

 

それは突然奪われうると

本能は知っている

 

灯火から始まった膨大な空間に

ため息を吹きかけたら

何が起こるのだろう

 

進化の裏で何かを棄てながら

変わり続けるしかない

 

昨日まで踏みしめていた大地が

一歩先で割れていても

立ち止まることはできない

 

だから、君を探している

この虚無のおそろしさに

心がすくわれないように

一瞬の安寧を一生求めていく